自己紹介
はじめまして!歯科衛生士の前田 さおりです
人間の歯科業界に約10年携わっていました
現在は動物病院でペットの口腔ケアの重要性を伝えています
動物病院で働く歯科衛生士はまだ少ないので、このあと歯科衛生士についても簡単に説明していこうかと思います
2頭の猫と一緒に暮らしています
名前:みつ
種類:アメリカンショートヘア
性別:男の子
性格:好奇心旺盛、気遣いやさん
好きな遊び:かくれんぼ
歯科衛生士ってなにする人?
歯科衛生士と聞いても歯医者さんで働いているイメージはあるけれど、
実際になにをする人なのかあまりよくわからないという人が多いかもしれません。私も歯科衛生士になる前はそうでした…
歯科衛生士を簡単に説明すると、虫歯や歯周病の予防をする「口腔の専門家」です
- 歯のクリーニング
- 治療の補助
- 「予防」を目的とした生活習慣や歯磨きの指導
前田 さおりの学び・経験
歯科衛生士学校を卒業する時に、優等賞を受賞しました(賞状の苗字は旧姓です)
一般歯科•矯正専門歯科•小児専門歯科での学び、経験、予防に対する考え方をペットの口腔ケアに全て反映しています
具体的に学んだことは
- 一般歯科:「歯磨き習慣」を作らずに終末期を迎えた未来
- 矯正専門歯科:上質な「歯磨き習慣」で作る健康な未来
- 小児専門歯科:お口のトラブルが起こる前に「歯磨き習慣」で手に入れる安心な未来
なぜ、ペットの口腔ケアを伝えているの?
「歯科衛生士なのに、猫の歯磨きの方法がわからない!」――それが私の原点です
2匹の猫と暮らし始めた頃、猫の歯肉が腫れていることに気がつきました
どの歯ブラシを使えば良いか、どう磨けば良いか全くわからず、どこで誰に聞けばいいのかもわかりませんでした
ネットで調べてやってみても、猫は嫌がって逃げてしまい、うまくいかずに挫折…
でも少しずつ方法を学び、猫たちと一緒に練習を積み重ねました
今ではその経験を皆さんに伝えられるようになりました
自分の猫にしてあげたい口腔ケアの方法を、皆さんにも簡単に実践できる形でまとめてお伝えしています
そして、当時の私が欲しかった、ペットのお口に関する知りたい情報がひとつにまとまったものを作ろう!
当時の私と同じような思いをしている方に届いたらいいなと思いながらブログを書いています
そして現在、動物病院で働くことで、多くの症例を知り
口腔ケアの重要性を痛感しています
歯科衛生士だからこそ、見えること、伝えられること
日々の口腔ケアは、未来を創るものであることを伝えたいのです
私は、一緒に暮らす猫たちの「食べたい気持ち」を最後まで叶えたい
痛みなく食べたいものが食べられる幸せを作りたいと思っています
その想いを達成するための一つとして、ペットの口腔ケアをお伝えしています
動物病院でどんなことをしているの?
- ペットの口腔に関する知識を伝える
- ペットの口腔ケアの重要性を理解してもらうためのセミナー
- ペットの口腔ケアのアドバイス(歯磨きレッスン・習慣化サポート)
- 定期的な口腔内早期病変チェック
何度も経験した挫折
実は、私は歯磨き習慣を作る中で何度も挫折しました
そのため、挫折したときに再スタートできる方法を知っています
完璧を求めず、ステップを小さく分けて少しずつ取り組むことが大切です
「できた!」という成功体験を重ねていくことで、あなたとペットの絆も深まります
今では、歯磨き習慣化サポート中に挫折中してしまった場合に、隠さずに話してもらえる環境や関係性がある事を嬉しく感じています
習慣化までに挫折の経験が多いからこそ、共感し、何度でも一緒に再スタートをしています
それぞれのペースに合わせてサポートしています
- 焦らず、ゆっくり、時間をかける
- 歯磨きは簡単、難しいのは習慣化
- 完璧にやろうとしないこと
何度挫折してもOK!一緒に再スタートしましょう!
口腔ケアの全体的な考え
健康で過ごす為には全身を整えることが大切です
実は「全身」には「口腔」も含まれています
口腔ケアは全身を整えることに重要な一部です
ですので、私はペットの口腔ケアの重要性を伝えています
- 知識がないままでは実践が難しい
「歯垢」や「歯石」「歯周病」などの基礎知識をわかりやすく説明します
例えば、歯垢が歯石に変わる仕組みや、歯周病が進行するとどうなるのかを図やイラストで説明します - 予防ケアから重症化予防、緩和ケアまでサポート
早期の予防が大切です
一度歯石がついてしまうと病院での処置が必要になります
そのために、段階ごとにケアの方法を伝えます - 道具の選び方、歯ブラシの当て方、タイミング、おやつの選び方など日常に役立つアドバイス
まとめ
わんちゃんやねこちゃんにも人間と同じように歯周病がありますが、これは毎日の歯磨き習慣で防ぐことができます
お口は体の一部であり、歯周病は全身の病気の原因になることもあります
歯周病が進行すると、歯が抜けてしまうだけでなく、お口の痛みでごはんが食べられなくなります
そして、細菌が血流を通じて全身に広がり、心臓や腎臓に悪影響を与えることもあります
だからこそ、毎日のケアを通じてペットの健康を守ることが大切です
「症状が出る前のサイン」を見逃さず、日々のケアを心がけましょう
歯茎が赤く腫れている、小さな出血が見られる、口臭がひどくなるなど、これらは初期のサインです
早めに対処することで、ペットの健康を守ることができます
大切なペットがいつまでも元気でいるために、今から一緒に始めてみませんか?